会社の成績をチェックする!

株が値上がりする条件って?
投資家とっていい株とは、ズバリ利益を多くもたらしてくれる銘柄です。
株で利益を出すには、「値上がり利益」 「配当」 「株主優待」 などがありますが、いずれにせよ大切なのは、株を発行する会社のよしあしです。そこでチェックすべきポイントは、3つあります。
①収益性 ②成長性 ③健全性 の3つです。
カンタンにいえば、業績がよく将来も有望そうな会社の株は人気を集めます。
一方、利益を上げられないなど、経営に問題がありそうな企業の株は下落します。

企業の将来に注目してみよう!
「いい株」の基本は、先ほど上に挙げた3つポイントを兼ね備えた銘柄ですが、大切なのは「現在」よりも「将来」という点です。今(現在)業績がよく健全な経営が行われていても、半年後には業績が赤字に転落してしまっては、利益をもたらす株にはなりません。
逆に現在の業績が悪くても、半年後、1年後によくなると市場が判断すれば、株価は上昇していきます。
「今」をもとにした「将来」、その会社が3つのポイント兼ね備えているかチェックすることが、大切なポイントなのです。

「好業績」で株価が下落するカラクリとは?
企業の業績は、株価を大きく左右します。企業がよくなれば、株主への利益還元も増えるからです。さらに経営の安定にもつながり、株価が下がるリスクも低くなるのです。
ここでとくに注意すべきは、「将来性」に着目しなければならないということです。業績なら、現在よりも将来、今期よりも来期の数字が株価を左右していくことになるでしょう。
たとえば、ニュースで「今期の業績は最高益」と報じられた場合。これまでいちばん多くの利益を上げたのだから、一見、株価も上昇すると思われます。ところが、下落してしまうケースもあるのです。

現在の活動から将来の業績を予測しましょう!
これは、この会社の業績がよくなると市場が予測して、すでに株価が上がっていたところに、プラスのニュースが出たところで、「材料出つくし」とした投資家が、株の売りどきと判断します。この時点で株価が反落(上げ続けていた株価が下落に転じること)してしまうケースが多いからです。
好業績というニュースは、過去の活動の結果であり、現在の活動が反映された業績は、将来のニュースなのです。
将来の業績を知るには、「会社の現在の活動」や「会社をとりまく経済的環境(景気のよしあしなど)」に着目すべきなのです。
 

「トレンドライン」で絶好の買いの瞬間!

株価は一方向に動きがちとは?
ローソク足チェックすれば、ある程度は株価の先行きを予測できるのです。
ただローソク足 だけでは、目先の細かい動きだけにとらわれてしまうのです。そこで、株価予想の精度を高めるには、より大きな流れ(トレンド)をつかむことが必要です。
株価はおおむね、上昇、降下、横ばいのパターンを繰り返します。一つの方向に動き出すと、その動きを一定期間継続させる習性があるのです。
チャートを見ると、株価は小さい「山(高値)」と「谷(安値)」を作りながら動いているのです。この「山」と「山」、「谷」と「谷」を一本の線でつないだものが「トレンドライン」と呼ばれるものなのです。

高値・安値のメドは?
谷と谷 をつないだラインを「下値支持線(サポートライン)」、山と山をつないだラインを「上値抵抗線(レジスタンスライン)」と言うのです。
株価が下落して下値支持線まで接近すると反発して上昇し、逆に上値支持線まで接近すると反落します。したがって、下値支持線あたりの価格で買い、上値抵抗線あたりで売るのが理想的なのです。
ただし、同じトレンドがいつまでも続くことはなく、いつかは転換するのでその見極めがポイントと言えるのです。

株価が動きにくくなるとき ・・・
株価が 上にも下にも、あまり動かなくなる時があります。一定の値幅のなかで細かい動きに終始するのです。この膠着した状態を「保ち合い」といいます。
上昇過程では、ある一定の株価水準まで達すると、利益確定をもくろみ「そろそろ売却しようかな」と考える投資家が増えてきているのです。さらに買い意欲が強い投資家も「ここまで株価が上昇してきたら様子を見てみよう」と買い控えをします。
株価上昇の勢いは衰えますが、そこで少しでも下がれば、そこを底値と判断し「押し目買い」に出てくる投資家もいるのです。
このような「保ち合い」が長く続くと、株価はいずれ、上か下へ「放れる」ことになり、保ち合いの期間が長いほど、上昇(下落)する勢いは強くなります。

上へ行くのか、それとも下へ行くのか? 
株価がもみ合うときには、 一定のパターンがあります。なかでも、トレンドラインが三角形を描くように株価が動くケースを「三角保ち合い」というのです。
上値抵抗線と下値支持線が接近して一点に収れんし、交差しようとするあたりからいっきに、「上」あるいは「下」に放れていくのです。
保ち合いパターンを覚えて、株価の動きを予想していきましょう!

株価の「水準」を知っておこう!

割安なら値上がりする確率大とは?
まずはじめに、 株の値上がり益で儲けるには、安いところで買って、値上がりしたところで売る必要があります。とはいえ、いま買おうとしている株が、将来、値上がりするかどうか、誰も知りません。
そこで、その株が「割安」なのか「割高」なのかをチェックするのですが、そもそも、株式投資において「割安」「割高」とは何のことでしょうか?
そこで、同じ品質・分量の商品をA店では90円として、B店では110円で売っていたとしたなら、A店のもは「割安」B店のものは「割高」といえます。
しかし、株の銘柄はそれぞれ異なります。つまり品質が違うわけです。そのため、品質が違う銘柄を比較するための「モノサシ」が必要となっていくのです。

株価水準を測る「モノサシ」とは?
そのモノサシはいくつもあり、たとえば利益や会社が持っている財産(資産)や、配当利回りなどです。
しかし、利益水準も業種や会社の規模によって大きく変わっていきます。そこで重視していきたいのが「1株あたり」の価値なのです。
大企業でも株価が200円や300円なのに対して、新興企業で規模も利益も小さいのに株価が数十万円するのは、発行済み株式数に大きな違いがあるからと言えるのです。

利益から株価水準を測ろう!
「利益(純利益)」をもとに株価が割安か割高かを判断する基準があるのです。
株価収益率(PER)といい「今の株価が、1株あたりの利益の何倍か」を示す指標です。
この数値が大きいほど、儲けの割に高い値がついていると判断できるので、株は割高になっていると言えるのです。算出方法は「株価を1株あたりの利益で割る」あるいは「時価総額(株価×発行済み株式数)を純利益で割る」と言うことなのです。

売り買いの「タイミング」を知ろう!

なぜタイミングを見誤るのか?
繰り返しますが、 株は「安いところで買って、高いところで売る」が鉄則です。ところが、「安いところで買って、高いところで売る」で失敗を犯し、損をする投資家も数多くいるのです。これは株価の先行きの「読み」がはずれたことが原因です。
チャートは、株価の「上げ下げ」を予測するためにあり、一つの「足型」にもそれぞれ意味がありましたが、それだけでなく、足型を連続してグラフ化すれば、市場の傾向、つまり「トレンド」が読み取れるのです。
先読みの精度を高めるためにも、複数の足型を組み合わせて、立体的にチャートを理解することが重要なのです。

月足と日足で形が違うチャート!
ここで注意すべきは、 自分の投資スタイルに合ったチャートを選ぶことです。
一日で決済するデイトレードのような短期投資なら、日足、あるいは60分足、10分足のチャートを使います。中長期投資なら週足、月足のチャートを使います。
また、同じ銘柄でも、日足と月足では全く違った形があらわれます。
日足では「上昇トレンド」にありながら「週足」で見ると「下降トレンド」にある、といった現象は珍しくはないのです。

複数のチャートを組み合わせよう!
デイトレードで先読みするのに月足のチャートを使うのは、隣町へ行くのに世界地図を頼りにするようなものなのです。
とはいえ、短期売買で週足や月足のチャートを使うのは無意味かというと、そうとはかぎらないのです。
確かに数日で売買を行うスイングトレードでは、主に日足のチャートを使っていきます。
しかし、より精度を高め、リスクを減らすためにも週足と月足を同じトレンドを示しているかチェックし、大きなトレンドをつかむのも重要な事なのです。
日足、週足、月足すべてが同じトレンドであれば、そのトレンドはより強いことになるのです。

「チャート」で売りどきと買いどきをわかろう!

過去と現在の株価を比較しよう!
株価の動きを予測するには、過去の値動きを知ることが大切なのです。投資しようとしている銘柄の株価が、過去と比べてどのくらいの水準にあるのか、いま株価は上昇局面なのか下降局面なのかをチェックしとく必要があるのです。
このときに使えるツールが、チャートなのです。株価の動きをグラフ化したもので、株式投資には欠かせないツールの1つといえるのです。
チャートを使って投資判断を行うことを「テクニカル分析」といい、株価を動かす経済環境などを予測に役立てる「ファンダメンタルズ分析」と区別します。

短期売買はチャート重視で!
中長期のスタンスで臨む投資家は、テクニカル分析を組み合わせて使っていくのです。銘柄選びはファンダメンタルズ分析で、売買のタイミングはテクニカル分析で、といったスタイルなのです。
一方、デイトレードのような短期売買では、あまりファンダメンタルズ分析は行われず、もっぱらチャートを使ったテクニカル分析が用いられるのです。
なおテクニカル分析には「相場の変化・転換」を分析するオシレーター系もありますが、相場の方向性によっては分析をトレンド系といったやり方もあります。

四つの価格が読み取れる?
トレンド系のチャートにも、いくつもの種類がありますが、今回は「ローソク足」について説明していきたいと思います。
ローソク足は、一日、一週間、一か月といった一定期間の株価の動きを一つの記号で示したもので、これらをつなげてグラフ化にしていきます。
ローソク足の優れている点は「株価が上がったか、下がったか」だけでなく、一つの記号の中に、一定期間の「始値」 「高値」 「安値」 「終値」の四本値(四つの値)が示されるところにあります。
始値より終値が高くなったときのローソク足を「陽線」といい、ローソクの足の柱の部分を「白抜き」であらわします。終値が始値を下回ったときのローソク足を「陰線」というのです。